ファンタグラフィックスとDCコミックスが今年の候補作選びでリードし、ファンタグラフィックスが24ノミネート(共同作品1点含む)、DCが10ノミネート(共同作品9点含む)を獲得しました。『ワンダーウーマン』の脚本家トム・キングが個人クリエイター最多の4ノミネートを獲得、他にも3つノミネートを受けた複数の作家がいます。
元IGNコミックス編集者ジョーイ・エスポジートは、ノミネート作品『The Pedestrian』(ショーン・ヴォン・ゴーマンと共作)でこの名誉あるリストに名を連ね、『Absolute Batman』や『The Power Fantasy』などの強豪と「最優秀新シリーズ」部門で競います。
アイズナー賞ノミネート作品完全リスト
最優秀短編ストーリー
- 「Anything Sinister」 ロス・マレー(NOW #13)
- 「Day 1703」 クリス・ウェア(Smoke Signal #43)
- 「Pig」 ステイシー・グーゴリス(NOW #13)
- 「Spaces」 フィル・ヒメネズ(DC Pride 2024)
- 「Water I've Loved: Moving Day」 パム・ワイ(MUTHAマガジン)
- 「You Cannot Live on Bread Alone」 ケイラ・E(NOW #13)
最優秀シングルイシュー/ワンショット
- 『Abortion Pill Zine』 イザベラ・ロットマン他
- 『Ice Cream Man #39』 W・マクスウェル・プリンス
- 『PeePee PooPoo #1』 キャロライン・キャッシュ
- 『Sunflowers』 キージー・ヤング
- 『Unwholesome Love』 チャールズ・バーンズ
- 『The War on Gaza』 ジョー・サッコ
最優秀連載シリーズ
- 『The Department of Truth』
- 『Detective Comics』
- 『Fantastic Four』
- 『Santos Sisters』
- 『Ultimate Spider-Man』
- 『Wonder Woman』
受賞者は7月25日、サンディエゴ・コミコン会期中にヒルトン・ベイフロントホテルで行われる授賞式で発表されます。今年の候補作リストは、ジャンルや形式、出版社を超えた多様なストーリーテリングを示しています。
審査員パネルは数千の応募作品から候補作を選出し、文章、アート、デザイン、出版における傑出した功績を評価しました。特別部門では、初級読者から大人まで幅広い層に向けた作品が表彰されています。
DCの「アブソリュート・ユニバース」レーベルは特に存在感を示し、古典的なキャラクターを斬新なクリエイティブビジョンで再構築するDCの意欲的なリニューアルが批評家から高く評価されていることが反映されています。