
『カウンターストライク』の共同開発者ミン・「グースマン」・レ氏は、Valveが同ゲームの遺産を管理していることに満足していることを表明しました。Valveによる『カウンターストライク』の買収と、Steamへの移行時に直面した課題について、レ氏の視点をご紹介します。
『カウンターストライク』開発者、Valveの管理姿勢を称賛
レ氏、Valveが『カウンターストライク』の遺産を維持したことを評価

『カウンターストライク』の25周年を記念して、共同開発者ミン・「グースマン」・レ氏がSpillhistorie.noのインタビューで見解を共有しました。レ氏はジェス・クリフ氏と共に、ゲーム史に残る最も息の長いFPSタイトルの一つとなるものを開発しました。
Valveの影響を振り返り、レ氏は『カウンターストライク』の成功を形作る上で同社が決定的な役割を果たしたことを強調しました。「私はValveがこのIPを扱う方法に満足している」とレ氏は述べています。「彼らはシリーズを進化させながらも、CSの核となるアイデンティティを維持するという並外れた仕事をしてくれた」。
Steamへの移行は技術的に困難であることが判明しました。「初期のSteamは重大な安定性の問題に直面し、プレイヤーがゲームにアクセスできないことさえあった」とレ氏は回想します。この時期、コミュニティのサポートは非常に貴重であり、プレイヤーが作成したガイドが移行プロセスを円滑にしました。

レ氏は1998年、まだ大学生の時に、『ハーフライフ』のMODとして『カウンターストライク』の開発を始めました。
「私のインスピレーションは、『バーチャコップ』や『タイムクライシス』のようなアーケードの名作と、香港のアクション映画や90年代のスリラー映画からの映画的影響が組み合わさったものだった」とレ氏は説明します。ジェス・クリフ氏は1999年にプロジェクトに加わり、マップ開発に貢献しました。
6月19日に25周年を迎えた『カウンターストライク』は、『カウンターストライク2』が月間約2500万人のプレイヤーを集めるなど、顕著な人気を維持しています。Valveの献身的なサポートにより、激しいFPS競争においてもシリーズの関連性が保たれています。
「Valveの才能ある開発者たちと働けたことは計り知れないほど貴重だった」とレ氏は指摘します。「この経験は、他のどこで得られたであろうものを凌駕するものであり、Valveが業界のリーダーであるという評価を確固たるものにした」。